Kazumiです。
4月11日、待望の私の楽器が出来たー!
あつこさんと私のAKaPurE(アカプルエ)が作る楽器達の新メンバー。(名前はまだない)
昨年9月のシャスタツアーに向けて、第一号が作られてからほぼ半年。
今までは、製作者の私達二人の楽器がまずありきだったので、あつこさんは4台目で私が5台目というのは初のパターン。
本当に、この日をドキドキワクワク、そしてちょっと不安もありながら待っていた。
いや、製作に取りかかると聞いた時からそれは始まっていた。
何故なら…
初代の楽器の Dragon Heart で判ったのは、オーダー頂いた方の天板の絵をあつこさんが描く期間中、その方もあつこさんも同じような質の気付きに繋がる出来事や感情の変化が起きていたから。
オーダー頂いた方と Dragon Heart を組み立て、その天板の行程をあつこさんが話すのを横で聞いていた私は、時にハードであり、時に緩やかであるその気付きの行程を羨ましくも思っていた。
一台目、二台目の自分達の Dragon Heart を作る事に夢中だったので、そこに意識は行かなかった。
だから、私個人にフォーカスした楽器は初めてということになるので、何が起こるのかが本当に楽しみだった。
そして、思っていたよりも早く出来たよという連絡が来た。
『あれ?私、この期間、私はどうしたいか?私はどう感じているのか?ということに一所懸命で何もなかったぞ?』と、その連絡を受けて、大きな気付きが起きなかったことにちょっとがっかりした自分もいた。
けれど、あつこさんもこの期間、私はどうしたいのか?という自問自答と共に、自分の内側へ、内側へと意識が向いていたというのを聞いてそれが共通のテーマだったと理解した。
そして、絵を完成させるまでの話を聞いた。
あつこさんは、良い意味で妥協をしない。
だからここに描かれているものは、本当に手間を惜しまず、自分の感覚に忠実に、そして今の彼女が出来るベストを尽くしたということを私は知っている。
そして…、その絵をみた時にハッとした。
2012年に、シンボリックアートという魂の絵をふたばさんという方に描いてもらった。
その時に、光輝く種が4枚の花のようなオーラに守られているけれど、まだ種の段階なので、花を咲かせて下さいねというメッセージも頂いた。
そして昨年も思い立って、オーラカラーアートという魂の絵を、星なすのMasaeさんに描いてもらった。
コーラルレッドと金色が混ざった色で、蕾のような雫形の下に蓮華座のようなものを感じたと。
今後その蕾が蓮の花のように開くのではないでしょうかと伝えてもらった。
どれも、種から花が咲く過程のようであり、絵で見ると色も殆ど似ているように見え、三人が同じものを見ていたんだと直ぐに分かった。
そしてそれが今回、ようやくその花が大きく花開いたのだとも感じた。
そうか、ようやく花開いたんだ。花を開くことが出来たんだ。
そう思うと涙が止まらなかった。
話を聞いている間もずっと涙が止まらなかった。
自分の気持ちとは関係なく涙が溢れ出てくる。
あぁ、魂が喜んでいるんだなぁと感じながら、幸せな気持ちになっていた。
そして…、組み立てて弦を張る。
弦をどの種類でどの順番で張るかはかなり悩んだが、真ん中に透明なプラスチックの弦を入れることにした。
それを中心にして、下に向かって銀の弦を段々細くして最後に銅色の弦にして、その上に向かっては、金の弦をだんだん太くして…、遊び心たっぷりにしてみた。
今回のシリーズの今まで出来た楽器達は、弦も含めどこかで黒色が入っていたのだけど、私のはどこにも黒がないことになった。
「黒がないけどどうかしらね?」とあつこさんに聞いたら
「光が当たると、透明の弦の影が黒く映るから黒があることになるよね。」と。
その言葉がとても心地よかったので、そのまま透明にすることにした。
(後であつこさんの楽器を見たら、真ん中に黒いプラスチックの弦を張り、下は金の弦、上は銀の弦が張ってあり、私の弦の選び方と対称で驚いた。)
弦を張り終わり弾いてみたら、意外に力強かった。
持ち主の性格も影響するのかと笑ってしまった。
Dragon Heart もそうだけど、この子達も音色がどんどん変化していく。
たくさんのエネルギーが詰まった可愛い子ちゃんの音。
私の魂からの奏でる音。
そして Dragon Heart の時のように二台向き合わせてみたら、なんと、素晴らしく表情豊かな音に大変身した。
そこで、これまたあれこれ実験を始めて、音色を聴き比べしたりして楽しい遊びが始まった。
イカちゃんは、あつこさんの新しい子。
「この遊びと体験を私達にさせてくれて本当にありがとう♡」と、
あつこさんと共に何度も喜びあった。
そんな、私の新しい楽器が誕生した、とても楽しく素晴らしい日。
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